

燃え出すもの
何を伝えにきているのですか。 ゆき。 握りしめたあと、燃えるように熱いのですが。 じぶんの心、そして体。 生きているのか 分からなくなる時、 はだかんぼの手で、あなたを掴むようになりました。 モンゴルの少女が、笑顔で教えてくれたすべ。...
Lisa Takahashi
2016年1月24日


うみの底から
空をみあげると、青いお月さまが浮かんでいました。 木々に讃えられて、うかんでいました。 あの枝先に、指をあわせて、木々の想いに、溶けてしまえたら。 そうしたら、大切な心をまた、はっきり思い出せる気がした。
Lisa Takahashi
2016年1月21日


ほういちさま。
いつ頃までか 手のひらも、手の甲も、自由帳だったのは 宿題 当番 放課後の約束 覚えられない英単語 覚えておきたい先生の一言… 今は、書かなくなりました でも、みるひとがみれば みえるのですね わたしのからだ びっしりの 封印の言葉、ざんげ、やくそく...
Lisa Takahashi
2016年1月11日


ひかり雪
ゆきのかたちが、 ほんとうにきれいな夜でした。 これまで、ずっと不思議でした。 あんなに高い空で生まれた雪の結晶たちが そのゆびさきの一片まで、風に壊されることもなく、 天使のままで、ここに着くこと。 でも今日、のぞきこんだ結晶の一つが、...
Lisa Takahashi
2016年1月5日


在宅の夜に
ひとしごと終え、ふらふら一階に降りてみると、 居間のあかりは、もうまっくらで、親は寝床についていました。 けれど、玄関の門灯が、ぽうっと、灯ったままでした。 深夜がえりを続ける娘は、今日ひさびさに、家に居るのに。 優しき習慣に灯されたあかり。...
Lisa Takahashi
2016年1月4日


おとが鳴る
365にち、毎日吹く、篠笛。 お正月に吹いたら、ハレの音、天井にひびいた。 こころの隅が、さっと、あかるくひかった気がした。 あなたが、そういう楽器だったこと… あなたが、してくれていたこと…
Lisa Takahashi
2016年1月1日